もともとは他人である男女が夫婦として同じ家で暮らすと、価値観の違いによる戸惑いも生まれます。あまりにも価値観が違うと別れの原因となることもありますが、お互いの気遣いでコミュニケーションが取れるケースもあります。
価値観のズレや不一致
夫婦間では、お互いに価値観のズレを感じることで問題が生じることがあります。
たとえばお金の使い方に関する価値観が異なると、トラブルのもとになりえます。「貯金はしなくても楽しく暮らせれば良い」と考える人と「毎月一定額は老後のために貯めなければならない」と考える人では、生活費の使い方で問題が発生しかねません。
また、趣味や仕事など、何を優先するかで不一致が起きることもあります。
価値観がズレていても夫婦生活は成り立ちますが、お互いに相手の価値観が受け入れられないと、いさかいや問題が起こりがちです。
「あなたの考えはおかしい」と一方的に決めつけると、相手を精神的に追い詰めることもあるかもしれません。
別れを選ぶ夫婦の中に
離婚や恋人との別れにも、「価値観」はかかわってきます。「性格の不一致」を別離の理由としてあげるケースは多いものです。
あまりにも価値観が違うと、何もかも相手に反対されてしまうということも起こりえます。「これだけはゆずれない」と考える内容は、お互いに納得できるように話し合いましょう。
そもそも、話し合いをどのようにするかという考えが違えば、話し合いすらできない可能性もあります。
価値観が合わないとしても、お互いに「自分とは違う考え方もある」と納得していれば別れの原因にはなりにくいはずです。
もし、「自分の考えに賛同してもらえない」と怒りが湧いてくることもありますが、まずは自分で自分の考えを認め、相手の思いも受け止めることができたら良いですよね。
我が家も、かつて夫婦間でトラブルが多かった頃は、この話し合いすらも出来ない時期があり、夫は、反応が鈍くて話し合う気持より、聞いているだけ(本人曰く)私からしたら、聞く姿勢も大切だと考えるのですが、頑固として話は聞いているの一点張りでした。
聞くのではなく意見の交換がしたいと話したけど、長いことその意味を理解してもらえず、すごく辛い時期がありました。
今は、セラピーを受け私が整ったことで、関係も改善され、気持ちよく話し合いができるようになりました。