感情

「自分を生きてはいけない」

自己理解と自己受容を深める探求を始めたとき、私は自分に対して強い思い込みがあることに気づきました。

それは、「自分を生きてはいけない」という思い込みでした。

これまで、他人の期待に応え、周囲のニーズを優先することで自分の価値を見出してきました。

そのため、自分の本当の気持ちや欲求を無視していたことに気づいていなかったのです。

若い頃は、頑張って他人を助けたり、周りの期待に応えることができる自分に満足していた部分もありました。

人に喜ばれることで自分の存在価値を感じ、安心していたのです。

しかし、歳を重ねるごとに、そのスタイルがうまくいかなくなり、心の中で不安やモヤモヤを感じることが増えてきました。

最近では、何か新しいことに挑戦しようと思うたびに、「本当に自分はそれをしたいのか?」と自問自答するようになりました。

例えば、イベントに参加するかどうか迷った時、最初はワクワクして参加したいと思ったものの、時間が経つと「やっぱり行きたくない」という気持ちが湧き上がり、モヤモヤしてしまうことが続いていました。

そして、ある時そのモヤモヤの正体に気づきました。

それは、「自分を生きてはいけない」という思い込みが、私の中で強く働いていたからだということです。

私は他人の期待に応えることが自分の役目だと思い込み、自分の本当の気持ちに蓋をしていたのです。

そのことに気づいたとき、私は深いショックを受けました。

今まで自分が何をしてきたのか、そして自分を生きることの大切さを理解していなかったことを痛感したからです。

しかし、この気づきがあったからこそ、これからの自分の生き方が変わるチャンスを手に入れたのだと感じています。

自分の気持ちに正直になり、他人の期待に応えることだけでなく、自分が本当に望むことを大切にして生きることが、これからの私にとって最も大切なことだと思っています。

自己理解を深めること、自己受容を進めることは、簡単なことではありません。時には怖さや不安が伴うこともあります。

でも、少しずつ自分の本当の気持ちに向き合い、自分を大切にすることで、もっと自由に、もっと幸せに生きられると信じています。

自分を生きることこそが、本当の意味での自己成長だと感じています。

これからも、自分自身を探求し、自己理解を深める旅を続けていこうと思います。

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