「自己受容」という言葉を聞いたことがありますか?
「自己受容」ができるようになると、自分や周囲をきちんと見極めることができるようになり生きやすくなります。
自己受容とは何かをお伝えし、自己受容を高める方法についてご紹介します。
この記事が、あなたの生きやすさにつながれば幸いです。
「自己受容」とは、「その人が置かれている現実の状況を受け入れること」を意味します。
例えば、次のようなことです。
身体的特徴
家庭の貧富
成績の善し悪し
友人や恋人の有無など人間関係
通っている学校や就いている職業
人が置かれている現実の状況には、自分の意志では変えられないものや簡単には変えられないものがあります。
生まれた家の貧富、容姿の特徴、職業、人間関係、学歴などは簡単には変えられません。
「自分の顔が嫌だ」と思ったとしても、生まれ持った容姿は簡単に変えることはできません。
整形手術やメイクがあるといっても、顔そのものを変えることは容易ではないはずです。
このように「こんな自分はイヤだ。だけど、簡単に変えられない」…そのような部分を受け入れることを「自己受容」といいます。
「私は仕事ができないんだ。だから、ダメな奴なんだ」
「がんばったのに私の業績が低いなんてありえない。きっと、上司の指導方法が悪かったんだ」
このような考え方は、現状を否定した考えです。
「自己受容」とは、「『ありのままの自分』を受け入れること」と言い換えることができます。
「自分の業績が悪いなんて認めたら、みじめな気持ちになっちゃうじゃないか」という声が聞こえて来そうですが……
まずは、この否定的な考えも受け入れ「自己受容」をするということが、「変えようのない、現時点での自分」と上手につき合っていく第一歩なのです。